タンクとルーミーはどっちが人気かについて気になっている方へ向けて、両車の違いや比較ポイントをわかりやすくまとめました。
外観や内装、サイズ、どっちが大きいかといった基本情報から、新車価格や値段、燃費、ガソリンタンク容量、そして生産終了や中古市場での動向まで詳しく解説します。
また、ソリオやジャスティとの違いにも触れながら、7人乗りの有無やどっちが安いのかもチェックできる内容です。
購入を検討している方はぜひ参考にしてください!
記事のポイントまとめ!
項目 | ルーミー | タンク |
---|---|---|
人気度 | 高い(販売台数が多い) | やや劣る(ルーミーより少なめ) |
新車販売状況 | 継続販売中 | 2020年に生産終了 |
外観の印象 | 高級感・存在感あるデザイン | スポーティーで軽快な印象 |
内装の違い | 共通(カラーのみ異なる) | 共通(カラーのみ異なる) |
サイズ(全長) | 最大3,725mm(やや長い) | 最大3,715mm |
ガソリンタンク容量 | 2WD:36L/4WD:38L(共通) | 同上(共通) |
乗車定員 | 5人乗り | 5人乗り |
燃費(JC08モード) | 約21.8〜24.6km/L(共通) | 同上(共通) |
新車価格帯 | 約146万〜229万円 | 現在販売終了(過去は同程度) |
中古価格帯 | やや高め(流通量多い) | 安め(コスパ重視向き) |
ライバル車 | スズキ ソリオ、スバル ジャスティ | 同上(兄弟車の立ち位置) |
目次[表示]
タンクとルーミーはどっちが人気か違いを比較して解説

タンクとルーミーは、外観や内装などが似ている兄弟車として発売されていました。しかし、実際の販売状況や評価を見ていくと、どちらがより人気を集めていたのかには明確な差があります。
このセクションでは、販売台数に表れる人気の違いをはじめ、すでに生産終了となったモデルはどちらなのか、中古車としての選び方、さらにライバル車種であるスズキのソリオやスバルのジャスティとの比較についても紹介します。
購入を検討するうえで参考になる要素を客観的に整理しているので、ぜひチェックしてみてください。
人気の違いは販売台数で明確
結論から言えば、ルーミーの方がタンクよりも人気を集めていました。その理由は、実際の販売台数にしっかりと表れています。
特に2020年以前の統計を見ると、ルーミーは月平均7,000台以上を販売しており、タンクよりも常に多い台数を記録していました。デザインの好みや販売チャネルの違いが影響したと考えられます。
販売台数の比較(一例)
年度 | ルーミー月平均販売台数 | タンク月平均販売台数 |
---|---|---|
2020年1〜4月 | 約7,170台 | 約5,800台 |
また、トヨタ全店で全車種販売が始まったこともルーミーに有利に働きました。タンクは元々ネッツ店専売だったため、ルーミーの方が全国的に目に触れる機会が増え、結果的に販売数に差が生まれました。
生産終了になったのはどっち?
生産終了となったのは、トヨタの「タンク」です。2020年9月のルーミーのマイナーチェンジを機に、タンクは正式に生産終了となりました。
この判断の背景には、販売店の統合によってルーミーに一本化する方針があったとされています。もともとタンクとルーミーは、ベース車両がダイハツ「トール」で共通しており、装備や仕様に大きな違いはありませんでした。そのため、2モデルを並行して販売するメリットが薄れたことも、生産終了の要因といえます。
現在は、ルーミーのみが新車として販売されており、タンクは中古車市場での購入が選択肢となります。
中古で買うならタンクとルーミーどっち
中古で検討する場合、タンクは価格面で優位です。
すでに生産終了となっているタンクは、ルーミーよりも相場が安くなっており、同程度の年式・走行距離で比較した際には数万円から十万円以上の差が出ることもあります。
一方で、ルーミーは現在も新車で販売されているモデルのため、中古でも比較的新しい年式や低走行車が多く、選択肢の幅も広い点がメリットです。
どちらを選ぶべきかの視点
- 価格重視 → タンク:初期費用を抑えたい人におすすめ。
- 年式・装備の新しさ重視 → ルーミー:より新しい機能やデザインを求める場合に適しています。
なお、両モデルとも同じ車両構造を持っているため、故障リスクや部品の入手に大きな差はありません。
ソリオ・ジャスティとの比較もチェック
トヨタのルーミーやタンクとよく比較されるのが、スズキのソリオやスバルのジャスティです。これらの車はすべてコンパクトなトールワゴンというカテゴリに属しており、家族向けや街乗りメインのユーザーに人気があります。
各モデルの特徴比較
車種 | 特徴 |
---|---|
ルーミー | 高い販売実績、使いやすいサイズ、幅広い中古流通 |
タンク | 価格が安め、中古でお得に買える |
ソリオ | マイルドハイブリッド採用で燃費が良い |
ジャスティ | 中身はルーミー・タンクとほぼ同じ(OEM車) |
ソリオは独自開発された車で、燃費性能や室内空間に強みがあります。
一方、ジャスティはルーミーやタンクのOEM車で、内容はほぼ同じです。販売チャネルや好みのエンブレムで選ばれることが多く、機能面で大きな違いはありません。
用途や予算、デザインの好みによって、どのモデルを選ぶかが決まるでしょう。
タンクとルーミーどっちが人気かの詳細比較ポイント

タンクとルーミーは、基本的な設計が共通である一方、細かい部分に違いがあります。ここでは、まず目に入りやすい外観の違いや、室内空間の雰囲気を左右する内装の違いに注目します。さらに、ボディサイズや「どっちが大きいのか」といったポイント、燃料タンクの容量の違いも確認していきます。
また、7人乗りモデルの有無や、新車価格・値段の差、燃費性能についても比較します。それぞれの違いを知ることで、自分に合ったモデルをより明確にイメージできるようになるはずです。
外観の違いでわかる印象の差
ルーミーとタンクは兄弟車でありながら、外観のデザインには明確な違いがあります。特にフロントマスクの印象が異なり、購入時の判断ポイントになることが多いです。
フロントデザインの主な違い
車種 | デザインの特徴 |
---|---|
ルーミー | 大型のグリルで重厚感・高級感が強い |
タンク | 台形グリルでスポーティーかつ軽快な印象 |
ルーミーは、ミニバンに近いような迫力あるフロントフェイスが特徴で、より落ち着いた印象を与えます。一方、タンクはシャープでコンパクトな雰囲気を演出しており、若年層やシンプル志向の方に好まれる傾向がありました。
リアデザインにおいても、ルーミーは赤系のランプパネルを採用し、タンクはクリアパネルを使用しています。この違いにより、後ろ姿の雰囲気も変わります。
このように、全体の設計は同じでも、見た目の印象は大きく異なります。購入時には好みに合わせて選ぶことが大切です。
内装の違いは意外と少ない?
結論として、ルーミーとタンクの内装はほぼ同じ構成となっており、大きな違いはありません。
両モデルともにインテリアのレイアウトや収納、装備に差はなく、乗り心地や使い勝手にも大きな差は見られません。
ただし、カラーリングに関しては少し異なります。
内装カラーの違い(例)
- ルーミー カスタムモデル:ブルー基調のアクセント
- ルーミー 標準モデル:オレンジ系アクセント
- ※タンクもルーミーと同様のカラー構成
このため、実際の使用感では差が出にくく、どちらを選んでも居住性や機能性はほぼ同等です。デザイン面で細部にこだわりたい方以外にとっては、内装の違いはあまり決定的なポイントにならないでしょう。
サイズとどっちが大きいかを比較
車体サイズは、両モデルとも非常に近いスペックを持っていますが、一部のグレードにおいてわずかな違いがあります。
代表的なサイズ比較(単位:mm)
項目 | ルーミー | タンク |
---|---|---|
全長 | 最大 3,725 | 最大 3,715 |
全幅 | 1,670(共通) | 1,670(共通) |
全高 | 1,735(共通) | 1,735(共通) |
室内長 | 2,180(共通) | 2,180(共通) |
このように、全長においてはルーミーの一部グレードが10mmだけ長く設計されています。ただし、実用面でこの差が影響する場面はほとんどありません。全幅・全高・室内空間も共通のため、取り回しや駐車のしやすさにも大きな違いはないといえます。
このため、サイズ感で選ぶよりも、デザインや価格、装備内容など他の要素を重視する方が現実的です。
ガソリンタンク容量の差に注目
ルーミーとタンクは、ガソリンタンク容量にもわずかな違いがあります。
結論から言えば、駆動方式によって容量が変わるものの、両車ともに仕様は共通です。
ガソリンタンク容量の比較
駆動方式 | 容量(リットル) |
---|---|
2WD | 36L |
4WD | 38L |
両車ともベースが同じ「ダイハツ トール」のため、タンクもルーミーもこの仕様に従っています。
この容量は、一般的なコンパクトカーとしては標準的な数値です。
航続距離を重視したい方にとっては若干心もとない印象を受けるかもしれませんが、日常的な通勤や買い物であれば大きな問題はありません。
頻繁に長距離ドライブを行う方は、給油回数も視野に入れて選ぶとよいでしょう。
7人乗り仕様はあるのか?
タンクとルーミーはどちらも5人乗りのみの設定で、7人乗り仕様は存在しません。
この点は、ミニバンと混同しやすいコンパクトトールワゴンならではの注意点です。
両車ともに車体サイズが全長約3.7m・全幅約1.67mとコンパクトで、3列シートを設ける余裕がないため、7人乗りの設定ができない構造となっています。
そのため、大人数での移動を前提とする場合は、別のミニバン系車種(例:シエンタやフリードなど)を検討する必要があります。
逆に言えば、5人乗りで十分な方には、取り回しやすく使い勝手の良いサイズ感が魅力となります。
新車価格や値段はどっちが安い?
新車価格で比較すると、ルーミーとタンクは基本的に同水準でした。
ただし現在は、タンクがすでに生産終了となっているため、新車での購入はルーミー一択です。
ルーミーの新車価格帯(目安)
グレード | 価格(円) |
---|---|
X | 約1,463,400円 |
カスタムG-T | 約2,295,000円 |
以前のタンクも、装備や仕様に応じてこの範囲内で販売されていました。両車に大きな価格差はなく、装備や駆動方式によって価格が上下していました。
価格重視で検討するなら、中古車市場でタンクを選ぶことでより安く手に入る可能性があります。ただし、中古車は年式や走行距離によって価格差が大きいため、相場をよく確認することが大切です。
燃費の違いと走行性能を比較
燃費性能については、タンクもルーミーも同じエンジンを搭載しており、性能にほとんど差はありません。
燃費性能(JC08モード)
モデル | 燃費(km/L) |
---|---|
1.0L NA 2WD | 約24.6km/L |
1.0L ターボ | 約21.8km/L |
NAモデル(自然吸気エンジン)の方が燃費は良好ですが、ターボモデルは加速性能に優れています。市街地中心の利用であればNA、坂道や高速道路をよく使うならターボという選び方が適しています。
実燃費は運転方法や道路環境に大きく左右されますが、コンパクトカーとしては平均的な燃費性能と言えるでしょう。走行性能に特化したモデルではないため、パワフルさよりも「日常での扱いやすさ」が重視された設計となっています。
タンクとルーミーはどっちが人気か?まとめ
タンクとルーミーは、見た目や仕様が似ている兄弟車ですが、人気や選ばれ方には明確な違いがありました。特に販売台数の面ではルーミーが優勢で、より多くのユーザーから支持を集めていたことがわかります。
比較してみると、外観のデザインではルーミーがより存在感のあるフロントマスクを採用し、内装も共通ながらカラーバリエーションに個性が出ています。サイズに関しては、全長でわずかにルーミーの方が大きく、その他の寸法やガソリンタンク容量は共通です。
新車価格はほぼ同じ水準でしたが、現在はタンクが生産終了となっているため、中古車で探すことになります。中古市場では、タンクの方が値段が安く手に入りやすい傾向があります。
燃費性能も大きな差はなく、どちらも21〜24km/L前後の性能を持ち、日常使いには十分です。ただし、7人乗りの設定はなく、どちらも5人乗り専用である点には注意が必要です。
また、スズキのソリオやスバルのジャスティと比較されることも多く、それぞれに燃費性能や価格、装備面で違いがあります。自分のライフスタイルや予算に合わせて、どのモデルが最適かを検討することが大切です。
全体として、今から購入を考えるなら、選択肢としては現行販売中のルーミーか、価格を抑えた中古のタンクという2つの方向性があります。
それぞれの違いをよく比較して、自分に合った1台を見つけてみてください!